「君は何もかもが中途半端だ」反骨心を力に変える

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こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)です。

 

私と同じく税理士でブログを書いている峯松さんの『今マイナスなことも、将来にはプラスに変わることも、だから負けないで!』という記事を読んで腸(はらわた)が煮え返りました。

(むだまめ知識:「腸が煮えくり返る」がよくある表現ですが、「煮え返る」でもよいのですよ!)

 

また、同じく税理士でブログを書いている高橋さんと先日二人で飲みに行きまして、いろいろ話をしていたら前に勤めていた事務所の話にもなり、高橋さんの前の事務所もなかなか強烈で、私のところの比ではなくすごかったです。

 

私も以前直前の事務所のトップが人間としてまったく尊敬できない人だった、と書きましたが、なぜこの税理士業界はこれほどひどい事務所が多いのか。

「会計事務所 就職」で検索すると「就職してはいけない会計事務所 5つの見分け方」とか「会計事務所への就職がブラックすぎる3つの理由」とかが出てきます(投稿日現在)。

お子さんが熱出したときも休めないってちょっと頭がどうかしていますよね。

しかし峯松さんの「マイナスをプラスに変える!」という結論が素晴らしいなあと思い、自分の似た体験を書いてみました。

 

君の経歴は何もかもが中途半端だ

私は最初に勤めた税理士事務所を退職したとき、「税理士業界なんてもうやめてやる!」と思い、まったく別の業界への転職活動をはじめました。

(税理士試験は5科目合格する必要があるのですが、2科目だけ受かっていた状態)

 

自分が将来的になにがしたいかを考え、なにかしらの起業はしたかったので、そのためになにが必要かを考えた結果、「営業の勉強はこれから何をやるにも必須だろう」という結論に達しました。

そこで受けたのが不動産の営業の仕事。

まあびっくりするほど受かりませんでしたが、そのなかのとある社長さんに、

 

君の経歴は何もかもが中途半端だ。社長の立場からすると、君を雇いたいと思う人はいないよ」

 

と直言を受けました。

 

 

私はこういうとき気の利いた文句がまったく出てこない人間でもありますし、それ以前にこの言葉に対してうめき声しか出ないほど反論ができませんでした。

ただただ「そのとおりだな」と思ったのです。

 

私はこの言葉がきっかけで自分の身の振り方を考え、

「一度、きちんと税理士の資格を取って、もっと経験を積んで、一人前の税理士になろう。別の仕事をするにしても税理士の知識や経験は活かせるはず」

と決意することができたのです。

 

私が税理士になることができたのも、独立できたのも、その社長さんのその言葉と妻のおかげだと思っています。

 

 

 

反骨心を試験に活かす

峯松さんの話にもありましたが、

「このままでは終われない」

という反骨心はなにをやるにしても重要なものだと思っています。

 

 

私も受験していたときの事務所は「定時?なにそれ?」系の事務所でしたし(さすがに前日くらいは休めた気がします)、直前の事務所はとにかく女性に嫌われたくない人がトップだったおかげで女性社員にとってはとてもいい環境でしたので、その落差を直接見て感じることができました。

 

働きながら受けることが多い税理士試験を受けるにあたって、

  • ホワイトな職場
  • ブラックな職場

という違いは厳然としてあります。

試験を受けるならそりゃあホワイトな職場を探すべきです。

定時が約束されていて、休みがきちんともらえるような職場の優位性は絶対的にあるでしょう。

 

ただ入った職場がブラックだった場合にどうするのか。

そりゃ転職が手っ取り早いのですが、もしその職場で受験を続ける場合の唯一の利点は、

「見てろよこのままここでは絶対に終わらないからな」

という職場に対する反骨心と、

「てめえらみたいな温室育ちの環境の人間には絶対負けねえからな。泥をすすってここまで来た人間のすごみを見てろよ」

というホワイトな職場の受験生に対する(被害妄想的な)反骨心を抱けることではないでしょうか。

 

なので「短期間で絶対に受かる(受からなくちゃ死ぬ)」という決意がある場合には利用できるのかなと。

(長期になるとほんとメンタルやモチベーションがゴリゴリ削られるので転職したほうがよいと思います)

 

 

 

おわりに

というわけで私が抱いた反骨心を思い出したので書いてみました。

(当記事のURLがまったく反骨心という意味になっていないのはどうか見逃してください)

 

あと諸事情あってSNSへの更新通知などをちょっと休止しています。

もうちょっとしたら復帰予定です。

 

 

 

 

 


読んでくださってありがとうございました