「ご丁寧に」の言い換え「こまやかに」 ビジネス敬語のおすすめ類語

ビジネスや仕事全般

 

こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)です。

 

社会人になってからというもの、メールを使う機会が増え、ビジネス敬語というものにも気を遣うようになりました。

そのなかで、ときどきですが、

  • わざわざ
  • ご丁寧に

という言葉を使うことで逆に失礼なニュアンスになってしまうことってありませんか?

 

私はこれの言い換えの言葉として「こまやかに」という言葉が好きなので、この言葉を布教のためにまとめてみました。

 

「わざわざ」「ご丁寧に」だと皮肉っぽく聞こえることがある

 

たとえばですが、職場のA先輩がある日、

「このExcel、更新しといたからね!」

とメールとともにExcelを添付してきてくれたとします。

 

で、「おおありがたい」と思いつつExcelをひらくと、計算式が入っていたところに数字がベタ打ちされていました。

殺意を抱くあなた。

わざわざ更新していただいてすみません」

と返信しますが心のなかは台風が来たかな?と思うぐらい荒れています。

(デスクワークの仕事をしたことがある方でないと共感できないかもしれません)

 

あるいは「ご丁寧にありがとうございます」と言ったようなときもそうですが、

  • わざわざ
  • ご丁寧に

という言葉が使われるとき、状況によっては「よけいなことしやがってこのやろう」という気持ちを隠した皮肉で言われることがあるのです。

 

 

 

「相手がどう受け取るか」が大事

ビジネスにかぎらず人付き合いに関することでは「自分がどういうつもりか」よりも「相手がどう受け取るか」が大事です。

 

なので、たとえば、

「ご丁寧にどうもありがとうございます」

という一文だけを返信したとき、本当に感謝の気持ちを込めてメールをした場合であっても、相手によっては、

「あれ、もしかして余計なお世話だった?」

と不安にさせてしまう可能性が残念ながらあります。

 

 

 

 

おすすめビジネス敬語「こまやかに」「こまやかな」

 

そんなときの言い換えとしておすすめしたい(というより私が気に入っている)ビジネス敬語として「こまやかに(こまやかな)」という日本語があります。

 

たとえば上の「ご丁寧にどうもありがとうございます」を、

「こまやかなお気遣いをいただきましてありがとうございます」

と言い換えることで大和撫子感がちょっと出る気がしませんか?

 

(めがねのオッサンが大和撫子感を出してどうすんだという罵倒は現在受け付けておりません)

 

 

 

「こまやかに」の漢字

「こまやかに(こまやかな)」がどういう意味なのかはなんとなくイメージできるかもしれませんが、先に漢字を解説してしまいます。

 

この漢字を書けと言われた場合、

「細やかに」

を頭に浮かべる方は多かろうと思いますが、実はこれだけではないのです。

 

「濃やかに」

と「濃い」という漢字を当てることもあるのですね。

 

 

 

「こまやかに」の意味

なんで「濃い」という漢字になることがあるのかというと、「こまやか」という言葉には、

  • すみずみまで行き届いているさま
  • 心がこもっているさま
  • 密度の濃いさま

といった意味もあるからです。

 

それを知ったうえで「こまやかなお気遣い」などという言葉を見ると、なんだか相手の方の優しさが濃密な気もしてきませんか?

なので私は「ご丁寧に」だと皮肉っぽく聞こえるおそれがあるときなどは、なるべく「こまやかに」「こまやかな」を利用した言葉に言い換えることにしています。

 

もし気になったことがある方はぜひ使ってみていただければ!

 

 

 

 

おすすめビジネス敬語「こまやかに」「こまやかな」のまとめ

というわけで、

  • 「ご丁寧に」「わざわざ」がはらむ危険
  • 「こまやか」の漢字と意味

についてまとめました。

 

まあ実際私が気にしすぎるタイプってだけなのですが、「こまやか」の言葉が好きなのでちょっとまとめてみました。

あとときどき「こまやかに」を使うので、「こんなにいい言葉なんだよー」ということを布教したい邪念もやや混じっています。

 

特にメールは文章によってはどうしても冷たくなりがち。

あなたのその「こまやかな」気遣いを、誤解されないようにひとつひとつの言葉にも載せていきましょう!

 

 

 

 

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<あとがき>

今日はとある仕事の打ち合わせでした。

今日こそまさしく「こまやかな」、濃密な打ち合わせができてものすごく勉強になりました。

そういえば「勉強になりました」って言葉も好きなんですよね。社交辞令として言われることの多い言葉ですが、この言葉には「自分に足りないものがあることを認めたうえで、まだまだ吸収していこうとする向上心」があるように感じられるからです。

逆に長い時間本当に申し訳なかったですし、前からお聞きしたかったことをひたすら聞いてしまってあとから大丈夫だったか心配になってもいますが、ただ勉強になっただけでなく「もっともっと頑張ろう」とモチベーションというか仕事に対する熱量をより増すことができました。

私も次の芽のことを考え、これからの方に少しでも手助けをすることができるように成長し、いい循環のひとかけらになりたいと思います。

尊敬できる方と出会えることは本当に貴重です。

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

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