こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)です。
とても便利なMFクラウド会計・MFクラウド確定申告ですが、
「処理を間違えた! 一気に処理を修正したい!」
と思うことはしばしば起きるものです。
クラウド会計ソフトには「修正するのに時間がかかる」という欠点がありますが、今回ご紹介する「一括編集」という機能はものすごく便利なので、絶対に覚えておくべきものです。
それでは早速「どんな機能なのか」「どういうふうに操作すればいいのか」を解説していきましょう!
目次
とても便利な「一括編集」機能紹介 MFクラウド会計でもMFクラウド確定申告でも!
たとえばですが、私がある日、
「ガソリン代はずっと『車両費』で処理していたのに、9月だけ『旅費交通費』で処理していた」
という自分のミスに気づいたとします。
「ガソリン代は車両費で処理するのが正しい」
ということではなく、最初にルールを決めたらその後もそのルールに従うのが正しい、ということです。
旅費交通費でも間違いではありませんよ。
この「ガソリン代」となっている処理を探し出して、「詳細」ボタンを押し、ひとつひとつ修正していくのはかなり面倒。。
こんなときは「一括編集」機能で一気に修正してしまいましょう!
MFクラウドを一括修正する具体的な検索・操作の方法
MFクラウドの場合、必ず「仕訳帳」という機能を使います。
(2017年12月現在。「仕訳帳」は何かと使うので、覚えておきましょう)
↓ まず左のメニュー「会計帳簿」から「仕訳帳」をクリック
↓ これが仕訳帳です。右上の「一括編集」をクリック
↓ 「一括編集」を押すとこんな画面になります
↓ 今回の場合、摘要に「ガソリン」と入れて「検索」ボタンをクリック
↓ 修正する必要がないものが混じっていないか確認し、「全ての仕訳を選択する」をクリック
↓ クリックすると「対象を一括編集する」が展開します
↓ 「修正前の勘定科目」⇒「修正後の勘定科目」にそれぞれ入力します。今回だと「旅費交通費」⇒「車両費」
例では「勘定科目」を一気に修正していますが、補助科目、消費税、部門、摘要、などいろいろな項目を修正することができます。
使いこなすとすごく便利です!
↓ 「実行する」をクリックすると、ポップアップが出るので、「OK」をクリック
↓ ホームに戻って「仕訳の一括更新処理中です」というメッセージが出ます
↓ よっぽど多くなければすぐ終わります。これで完了です!
↓ 念のため確認すると、ちゃんと「車両費」に変わっていました
MFクラウド「一括編集」のコツ 検索と条件設定が大事!
いかがでしたか?
処理としてはすごく簡単なのがこの「一括編集」ですが、使いこなすコツをご紹介するなら、検索と編集の条件設定が死ぬほど大事だということです。
これがなぜかというと、この検索した中に間違った仕訳が混じっていたら、修正するつもりのない処理まで修正されてしまうからです。
(「仕訳ってなに?」という方は『〔簿記知識ゼロ用〕借方・貸方とは、仕訳とは ざっくり図解』へ!)
たとえば例では、
- 「ガソリン」で検索
- 「旅費交通費」⇒「車両費」へ修正
としましたが、もしこの旅費交通費の中に「ガソリン爆走交通 タクシー代」という摘要が混じっていたら、このタクシー代まで「車両費」に修正されてしまいます。
そのため、余計な仕訳が混じってしまわないよう、
- 勘定科目の指定(場合によっては貸方や借方の指定も!)
- 日付(月)の範囲指定
- 摘要
など、2つ以上の条件を組み合わせて検索すると、ある程度間違いのない絞り込みができるでしょう。
間違って修正してしまうと、さらにそれを直して、とよけいな手間が増えてしまうので、ここは意識して使いこなしていきましょう!
まとめ MFクラウド一括編集処理紹介
というわけで、
- 「一括編集」のやりかたを画像つきでまとめ
- 検索のコツは2つ以上の条件を組み合わせること!
という内容をまとめました。
という記事でも紹介しましたが、MFクラウドを使うときにかなり重要なのが「仕訳帳」です。
しっかりと使いこなして、より効率的な処理をしていきましょう!
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