こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)です。
クラウド請求書作成管理サービスであるmisoca(ミソカ)とMFクラウドの連携設定について、わからないところはありませんか?
昨日freeeとの連携についてご紹介しましたので、今日はMFクラウド版を実際の画像をつかってまとめてみました。
この2つは、
- freee ⇒ 手動で取り込み
- MFクラウド ⇒ 自動取り込み
など、手順や仕組みにかなり違いがありますので、ソフトの乗り換えを検討されている方もぜひご確認ください!
⇒『misocaとfreee連携の画面一覧 設定から取り込みまで』
目次
misocaとMFクラウド連携の画面一覧 設定、取り込み、削除、エラー対応まで
それでは早速実際の画面を切り取りながら解説していきます。
順序としては、
- 連携の設定
- 取り込みとMFクラウドへの登録(請求済にしておくこと!)
- 連携の削除のしかた
- エラー対応(うまくmisocaの請求書がMFクラウドに取り込めない場合)
に分けて進めていきますね。
なお、misocaもMFクラウドもアカウントを取得しておいてくださいね!
misocaとMFクラウドを連携するときの設定
↓ まずMFクラウドにログインし、右のほうにある「データ連携新規登録」をクリックします。
↓ 検索窓に「misoca」と入力します。
↓ 予測でも「misoca」が出てきますので、クリック。
↓ このポップアップが出ますので、「misocaと連携する」をクリック。
↓ misoca側の画面に移りますので、自分で登録した方法でログインします。
↓ 「認証が必要です。」というメッセージが出ます。ここで「承認」をクリック。
↓ またMFクラウドに戻ります。ここで、「取得可能データはすべて取り込む」にチェックを入れ、「登録する」をクリック。
(基本は上の「取得可能データ」のほうが便利なはずです)
↓ この「取得状態」が「正常」ならもう設定と取り込みが同時に完了しています。ここがfreeeとの違いですね。
↓ ホームに戻ると、取り込めた場合、画面にちゃんと表示が出ます。設定はこれで完了です!
misocaからMFクラウドへの取り込み後の処理
取り込み自体は「再取得」をすれば簡単にできますので、取り込んだあと、「実際に仕訳として登録するまでの処理」を見ていきましょう。
↓ トップページに行き、赤い「未仕訳」のボタンをクリックします。
↓ 画面が変わり、下のほうにある枠が取り込んだデータです。これで特に修正がなければ右下の「登録」をクリック。
↓ 画面が更新され、このような表示になります。これで登録も完了です!
↓ また、補助科目などを追加したい場合、ここで追加することもできます。
(あまり多すぎるとごちゃごちゃしてしまいますので、そのへんは好みですが……)
2017年2月14日追記 タグは設定できない
MFクラウドに問い合わせ(改善要望)をしたところ、この画面からはタグの設定ができない仕様になっているそうです。
なのでタグを設定したい場合、「会計帳簿⇒仕訳帳」などを改めてひらいて、設定する必要があります。
(なんのためのタグなのか……)
勘定科目などを修正したい場合
また、勘定科目を修正したい場合の処理についても見ておきましょう。
デフォルト(初期設定)では「未収入金」となっていますが、厳密には、
- 売掛金 ⇒ 本業で稼いだお金で、後日回収するもの
- 未収入金 ⇒ 本業以外(車を売るなど)で稼いだお金で、後日回収するもの
という違いがあり、通常請求書で出す場合「売掛金」が正しい処理です。
無借金のスモールビジネスの方であれば正直どちらでも構わないのですが、
- 銀行などから借り入れがある(これからする可能性がある)方
- 取引先に決算書を見せる(可能性がある)方
は「売掛金」のほうが望ましいというのが私個人の考えです。
(銀行や取引先への評価を改善する具体的なテクニックは ⇒『【目次ページ】借入があるなら決算書を見直そう!』)へ!)
↓ なので勘定科目を変えたい場合は、「未収入金」などその変えたい勘定科目をクリック。
↓ 候補で出てきますので、検索などしてその勘定科目を選択(売掛金は推測で出てきますね)。
↓ これで修正はOKです!
misocaとMFクラウドの連携を削除したい場合
misocaとMFクラウドの連携を削除したい場合についても解説しておきます。
ここでもfreeeとの違いがあって、
- freee ⇒ misoca側で解除
- MFクラウド ⇒ MFクラウド側で削除
することになります。
↓ トップページから、「データ連携 ⇒ 登録済一覧」をクリック。
↓ 右端のゴミ箱ボタンをクリックすれば削除できます!
misocaの請求書がMFクラウドにうまく取り込めない場合(よくあるエラー対応)
「misocaでつくった請求書はあるのに、なぜか取り込めないんだけど!」
という方向けに、よくあるエラー対応も書いておきます。
この場合、いまのところ数度あった原因が「misocaで請求書を『請求済』にしていない」というもの。
MFクラウドに取り込むときは、この「請求済」への設定をお忘れなく!
↓ misocaにログインし、請求書の管理画面をひらきます。そこで「未請求」となっていた場合、この「未請求」をクリックしましょう。
↓ するとボタンが「請求済」に変わります。misoca側の処理はこれでOK!
↓ MFクラウドに戻り、「再取得」をクリックします。これで取り込めるか確認してみてください!
MFクラウドは二重計上できない 間違って対象外にしたら「閲覧」から修正
また、MFクラウドはfreeeと違い、二重計上ができなくなっています。
- 間違って対象外にしてしまった
- 取り込んだ取引を修正したい
というときは、次の手順で修正しましょう。
↓ トップページから、「データ連携 ⇒ 登録済一覧」をクリックします。
↓ 右のほうの「明細一覧」のところにある「閲覧」をクリック。
↓ 間違って対象外にしてしまった場合、右端の「対象外を解除」をクリック。取引を修正したい場合は「仕訳取引No」をクリックします。
misocaとMFクラウド連携の画面一覧 設定、取り込み、削除、エラー対応まで まとめ
というわけで、
- 連携の設定
- 取り込みとMFクラウドへの登録
- 連携の削除のしかた
- エラー対応
- misocaの請求書がMFクラウドにうまく取り込めない場合
- 誤って請求書を対象外にしてしまった場合
というmisocaとMFクラウド連携機能について画面つきで解説してみました。
当事務所ではクラウド会計ソフトであるMFクラウドやfreeeの導入・設定・操作についてもサポートしております。
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